DOD Overdrive Preamp/250 レビュー

巷ではブースターとしての評価が高いようですが、これがなかなかPreampと銘打つだけあって良いオーバードライブエフェクターです◎

DOD Overdrive Preamp/250
DOD Overdrive Preamp/250

最初の印象はボロい音が出るオーバードライブだなぁと思っていたのですが、あまりピンときませんでした。けっこうポンコツな歪みだと感じたのには訳があって、このエフェクターペダル、ギターとアンプの音に忠実で、ギターとアンプで良い音を作れれば、良い味付けをしてくれますが、ギター自体の音が良くないと、エフェクター踏んでも良い音が出ないw

まぁ、当然の事と言われれば、そうなのですが、このエフェクターはそれが顕著な気がします。
他の方のレビューを見ていると、「単体では使い物にならない」といった意見も多いようなのですが、僕は好きですね、このボロい音◎クリーンで良い音が作れれば単体でも良いです◎

決してゴージャスな歪みでは無く、わりとキメの荒い歪みなのですが、ハイがほんの少し削れるので、ローファイな温かみのある歪みが得られます。かといって中音域を持ち上げるような味付けは無いので、コード弾きしたときも音が濁り過ぎるといった事が無い。ハイの削れ方が絶妙なので、トーンコントロールが無くても全然良いんです。

ただし、上記の感想はゲイン1時くらいまでに抑えて使った場合で、1時以降になると、急激に歪みだして、ハイがギラギラ目立ってきます。僕はゲインは1時までのセッティングが気に入りました。

イメージとしては初期のローリングストーンズキンクスの音がします◎

上手に使えば、かなり格好いいんじゃないかな(笑)
ステージ上にこのDOD Overdrive Preamp/250一発で勝負しているパンクなギタリストさんがいたら、惚れてしまうかもしれません◎

僕が試したLEDのついていないタイプは生産が完了してしまっているようですが、LED付のニューヴァージョンが登場しているようですね。

2018/7月

2014年にご紹介させてもらった、このDOD Overdrive Preamp/250、検索しても出てきません...さみしい