FULLTONE OCD VS PROVIDENCE Sonic Drive レビュー

オーバードライブペダルが気になったので試奏してきました。ハイゲインな2機種FulltoneのOCDProvidenceのSonic Driveを試してみた感想を書いてみます。


確かに名機と言われる優等生な音 – Fulltone OCD

Fulltone OCD オーバードライブペダル
Fulltone OCD

印象はオーソドックスなハイゲインオーバードライブ。音のレンジが広く艶があり、色気も感じました。兎に角音圧があって弾いていて気持ち良いオーバードライブです。音の分離も良くて文句無いです。写真画像はヴァージョン4ですが、僕が試奏したのはLEDがブルーでツマミの周りに矢印が無かったのでヴァージョン3だったのかもしれません。ヴァージョンの違いで音色も若干違うみたいなのですが、僕が試奏したOCDは良い感じでした。

ドライブをマックスまで上げると少し篭ってくる感じがしましたが12時くらいでも十分歪みます。ピッキングニュアンスも反映されますが、そこまで変化つけるのは難しいかもしれません。

ハードロックやジャズコでマーシャルみたいな歪みが欲しいって人にはおススメです。ハードロックやるなら、買ってた(笑)

ただ僕の最近のローファイ志向な音の好みとはやっぱり違ってました。サステイン全開のソロを弾きたいけれどそれだけのためにはちょっとお高いな。
でも気持ち良い音なんで、ありですコレ。

オーバードライブの決定版!クラスAアンプが本来持ち合わせているきらびやかな響きと豊富なオーバートーン。厚みのある素晴らしい歪みを引き出し、ギターのボリュームコントロールを駆使する事によってありとあらゆるトーンを引き出します。
■ OCD Version 4
■ オーバードライブ/ディストーション
■ コントロール:VOLUME、TONE、DRIVE、HP(High Peak)、LP(Low Peak)
~メーカーサイトの解説より~
■ HP:ハイピークにセットアップするとよりブリティッシュサウンドを彷彿させる増幅されたボトムエンド、Driveノブのレンジの隅々において増幅された歪み、よりボリュー ム感が増し、ミッドの上の方(3.5Khz range)が軽く増幅されます。
■ LP:ローピークにセットアップすると、驚く程の正確なそのギターアンプのオリジナルのサウンドを得る事が出来、クリーンブーストや音量を上げたときのオールドブラックフェイスやツイードアンプの様なトーンを求めている場合に最適です。HPとは逆にブリティッシュタイプのサウンドを求めていない場合にはLPにセットアップする事をお勧めします。
■ クラスAアンプが本来持ち合わせているきらびやかな全ての響きと豊富なオーバートーンを持った素晴らしい歪みを引き出す優れ物です。ダイナミックレンジをやや広めに取りソフトにピッキングする時とハードにピッキングする時の違いが通常のダイオードをクリップさせた歪みより実際にその歪み度と出力感をより広いレンジに渡り生み出します。またどんなアンプやギターの本来のトーンを損なう事はありません。そしてギターのVolumeコントロールを駆使する事によって見事なまでにありとあらゆるトーンを引き出します。


ファットスイッチで重低音エフェクター – Providence Sonicdrive

providence Sonicdrive オーバードライブ
Providence Sonicdrive

もう1機種ProvidenceのSonic Driveも同時に試奏させてもらいました。

弾き比べる相手が悪かったかもしれませんが、どうしても派手さに欠ける印象を持っちゃいました。
ファットスイッチが付いているものの篭るだけで、正直魅力を感じられなかった。ドライブを上げると結構歪むんだけれど、おとなしい。ズバリ、ちゃちい音がしました(笑)ごめんなさい。
試奏する限りではOCDの方がとても魅力的に感じちゃった。倍音成分が少ないのか、気持ちい部分にないのでしょうか。なので、そこまでコチラのペダルを細かく設定しなかった…設定にこだわってやれば見違える能力があるのかな?なんだか酷評になっちゃって心苦しいですが、あくまで私的な感想なのでご容赦下さい。

※残念ながらこちらは2020年現在生産が完了してしまっているようです。

■ギター用エフェクター
■オーバードライブ
~メーカーサイトより~
・SONIC DRIVE(ソニック・ドライブ)の特長
存在感が増したオーバードライブ
旧モデルSDR-4特有の速いアタックとエッジの効いたサウンドを基本としながら、プレゼンス音域に混じる不要な成分をカット。これによりサウンドのパンチやハリを保ちながら音の重心が下がり、より存在感のあるオーバードライブサウンドに進化しました。歪んでいながらも各弦の音をバランス良く感じ取ることができ、バンドでのアンサンブルにおいても他の音に埋もれない、ヌケの良いサウンドが特長です。
・FATスイッチ
FATスイッチにより低音域のコントロールが可能です。FATスイッチをONにすることにより低音域のゲインが上がり、より太いサウンドを作ることが可能です。
新採用のダブル・コンタクト・グランディング・サーキット(D.C.G.サーキット)
出力ジャックに接続されるモノプラグのシールド側に2接点でエフェクターのグランド側を接続するように設計されています。接点の面積を増やすことで接触不良が起きにくくなり、音質面でも有利に働きます。
・新採用のフットスイッチ
フットスイッチの設計段階から参加協力し、新たに完成したヘビーデューティー・フットスイッチを採用しました。
新採用のコントロールポット
滑らかな操作性と強度を追求しました。足で誤って踏みつけてしまっても、シャフトが陥没しない構造になっています。
・進化したS.C.T.サーキット
通常のTrue-Bypassサーキットは音声信号がバイパス時にスイッチ回路を2回路通り音質の劣化が生じますが、SONIC DRIVEのサーキットはバイパス時にスイッチ回路を1回路しか通らないS.C.T.(シングル・コンタクト・トゥルーバイパス)サーキットを採用し、バイパス時の音の劣化を防ぎます。今回新たに開発したS.C.T.サーキットは、フットスイッチ回路の存在を感じさせないほど変化・劣化の少ないバイパス音を実現しています。

OCDとSonicdriveを弾き比べた感想

今回の試奏ではいつも使ってるJC-120のアンプにスクワイア2万円くらいのテレキャスターデラックスタイプを使わせてもらったのですが、何より驚いたのはスクワイアの安いギターでも十分ライブで使える楽器だって事でした。
フェンダーの廉価版という偏見はあったのですが、全然悪く無い(笑)試奏したエフェクターの価格の方がギターより高い(笑)

これから楽器を始めたいって方の入門機としてもスクワイア、とても良いんじゃないかと思います。

エフェクター勝負の方ですが、圧倒的にOCDの方が良かった。
僕の現在の音楽スタイルにはマッチしなかったけれど、良い音してました◎