これこれ!探していたファズの音
長らく愛用していたBig muffですが、どこか自分の思い描くファズの音色と違ってるなぁと感じていました。どちらかと言うとディストーションのようなきめ細かいサウンドは確かに使いやすいし、トーンコントロールで多彩な音作りもでき、それなりに荒いサウンドも作れました。太い音も出せるのでライブでもずっと使用してきました。
最近、違うファズに興味が出てきたので「クラシック」ってのに惹かれ、値段もお手ごろなMXR Classic 108 Fuzzを購入したのですが、これが実に良い!
Buffer off時、たぶんoffが基本だと思うのですが、深く歪ませて低音を出すとアタック音が潰れます。でも良いんですこの感じが!かなりキメが荒いです。
それでいて音に粘りがあってサスティーンが得られます。これ、僕の思っていたファズの音に近い。粒が揃ってなくて強いアタック音は潰れて引っ込む感じがあるので使いどころは難しいかもしれません。
ギターのボリュームを絞ってやると独特なクランチサウンドになります。面白いエフェクターだと感じていますが乗りこなすのに時間が必要な荒馬かも。
Bufferボタンをonにするとマックスに歪ませていても粒が揃って使いやすいファズに変身します。僕の印象ではBig muffに近い感じです。FUZZのツマミを12時にするとBuffer offでは相変わらず荒くれた歪みですがonではかなり歪みは抑えられます。Bufferのonとoffで多彩な音作りができるので、これがフットスイッチだったらもっと使い易いのに。
とにかく、気に入ったので暫く使ってみたいと思います。
このClassic 108 FuzzはJIM DUNLOP ( ジムダンロップ ) / JH-F1の音をモディファイしているらしいんですがyoutubeでこの2台の比較を見た感じではJIM DUNLOPの方が更に荒くれてるみたいでした。
■ギター用エフェクター
■ファズ
■Hedrix Fuzz Faceで採用されたBC108シリコントランジスタ使用のファズ。FUZZ、VOLUMEのコントロールに加え、ワウなどとのカップリング時に発生する発振を抑える働きを持つBufferスイッチを装備。