Analogman Prince Of Tone レビュー

シングルコイルピックアップとアンプの音色を損なうこと無く、オーバードライブさせてくれる極上ペダル

Analogman Prince Of Tone オーバードライブ
AnalogMan. Prince of Tone

今回、ご紹介させて頂きますAnalog.manのオーバードライブエフェクター「Prince Of Tone」ですが、2015年11月現在、入手が困難かもしれません。 Analog.manのWEBサイトから、直接購入も可能なのですが、在庫無しになっていますね。

しかし、あまりにも素晴らしいペダルですので、是非ご紹介したいと思います。

この「Prince Of Tone」は、評価の高い「King Of Tone」、こちらは2ペダル(オーバードライブ2個搭載)の後に、発表されたペダルだと記憶しています。King of toneの方は使ったことが無いですが、おそらく歪みの質は似ていると思います。

切り替えスイッチでOD,Boost,Distortionモードを切り替えられますが、ODでずっと使い続けていますので、ここからはODモードのレビューになります。driveは9時から12時くらい、クリーンクランチとして常時踏みっぱなしです。

歪みの種類としては、BOSSのBD2やCrowther AudioのHotcakeに近い歪み方で、アタックが強く歪み、自然に減衰する感じです。 Crowther AudioのHotcakeは、そのアタックの音圧に特徴があるのですが、この「Prince Of Tone」のオバードライブはもっと自然で繊細な感じがします。

ギターとアンプで好みのクリーンサウンドを作れれば、その音を活かしたまま、絶妙な歪みを加えられます。

歪みの質感はザラッとしているのですが、粒が細かく、上品さもあり、強くピッキングすればワイルドに歪み、弱く弾けば、優しい音、クリーンにほんの少し艶を加えてくれます。コードも濁ることなく美しく響きます。

とにかくクランチでの音質が絶妙に気持ち良いので、私のペダルボードでは欠かせないエフェクターになっています。

シングルコイルピックアップをお使いで、ピッキングニュアンスを活かしたいギタリストさんには、特にお勧めしたいペダルです。

見つけたら「即買い」してほしいペダル!ってほど気に入っています◎

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記事内で比較したオーバードライブペダル「BOSS BD-2」と「Crowther Audio Hotcake」についての記事も書いてますので、読んでいただけると嬉しいです。

私事ですが、このレビューブログを始めた当初は、ブログの紹介文にもあります通り、比較的安価で良いエフェクターがたくさんある事を記事にしようとしていたのですが、気づいてみると、今回ご紹介させて頂いたAnalog.Man 「Prince Of Tone」などは、確か2万円以上で入手しております。お恥ずかしいのですが、どんどんエフェクターの魅力にハマってます。

ほんと魔法の小箱ですね。特に歪み系エフェクターには思い入れが強く、困ったもんです。最近はエフェクターが小型化していてIbanezのチューブスクリーマーMiniなんていうエフェクターも登場していますね。エフェクターボードを圧迫しないエフェクターの小型化は非常に有難いのですが、ことオーバードライブ、Fuzzペダルのような歪みエフェクターには、せめてMXRの大きさくらいはあってほしいと感じるのは私だけでしょうか(笑)

それくらいエフェクターというオモチャの外観、質感にまでワクワクするのです。。